プログラマとしては非常に優秀な人間が独立して人材獲得する際の失敗事例

人材獲得作戦・3: 人生を書き換える者すらいた。

の記事を受けてブックマークエントリのコメント欄が議論を呼んでいる。

はてなブックマーク - 人材獲得作戦・3: 人生を書き換える者すらいた。

またこれを以下のようなツッコミもなされている。

学歴とプログラミングスキル - カレーなる辛口Javaな転職日記

昔、はてなダイアリーで、始まりはこれによく似ていて、最終的にはかなりセンセーショナルな結末を迎えた出来事があったのだが、参考のために昔の事例を紹介したい。最近はてな界隈を見始めた人間は知らないだろう。昔からはてな界隈を見ている人間でも、4年ほど昔のことになるなので、覚えている人は少ないかもしれない。

さて、今からさかのぼること今から4年以上前、はてなダイアリーにて以下のような出来事があった。起点と終点だけ抜き出すと以下のようになる。

2005-09-29

↓(大幅に中略。ログまとめるのめんどくさいから各自把握してくれ。2ちゃんねるなどでもかなり反応があった)

http://d.hatena.ne.jp/pmoky/20060512

当時のやねうらお氏と今の岡嶋氏には共通している点がかなりあるので、パートナーとなるプログラマを獲得するにあたって同じような結末を歩むことになる可能性が比較的高い。事業がうまくいくかどうかは自己責任なのでそれに関しては何も言うことがないが、今回の例が結果的に第二のpmoky氏を生まないことが筆者の願いである。

なお、以下は両者が共通していると思われることのリストである。

  • 抜きんでて優秀なプログラマが独立し、しばらく個人事業主を続けていたが、強力なパートナーとなるプログラマを雇うことで事業を拡大したいと考えている
  • 集まってきた応募者に対し、パズル的な問題に対するコーディング能力を問う実技試験を応募者に課した
  • 試験結果をブログで公開し、応募者の平均的レベルの低さを嘆いた
  • 人を雇う立場になっても自分はあくまでエンジニアでありたいと考えておりマネジメントへの意識が低い
  • ブログに書かれた内容を見る限り、プログラマとしては抜きんでて優秀であることは想像できるものの、会社運営のセンスはあまり感じられない

このリストをどう受け止めるかはこれを読んでいるあなた次第だが、このように両氏には共通点があまりにも多いので、昔からはてな界隈を見ている筆者としては、現在の岡嶋氏のブログ、そのブックマークコメント、ツッコミエントリなどの一連の流れを見るとどうしても先のやねう企画の事例とかぶって見えてしょうがないし、現段階ですでにバッドエンドフラグは複数本立っていると考えている。

最後に、岡嶋様におかれましては、現在採用を検討している「試験結果で飛び抜けて優秀だった人」や「それに次ぐ2人」の方々をどうか不幸にしないでください。お願いしますよ。